災害対策

災害対策

いつかは来る災害 そのとき

30年以内に70%の確率で発生するといわれている南海トラフ地震、何もしなければ32万人の犠牲者が出るといわれています。
透析患者様は、災害弱者と言われています。大災害時には、電気、水、ガス、通信手段などのライフラインが停止してしまい、透析治療を行うことができず命の危険があるからです。
水・電気の供給は、地震直後には、震度6以上で5割の世帯が止まり、震度7では、ほぼすべての世帯で止まります。さらに、電気の完全復旧に1週間、水道の復旧には1ヶ月かかると言われています。

ライフラインの復旧は、被害の状況でどの地域が早く復旧するかはわかりません。その為、地域で連携をとり支援透析を行う必要があります。
当院は、南泉州地域において、すべての災害に対応して透析医療を安定的に供給できることを目指しています。

当施設について

当院は、沿岸より3.2km、標高は22mと比較的標高の高い土地に立地しており、南海地震における津波被害は回避できるとの予想です。
災害時に必要とされる水の確保に、大型の貯水槽72tを設置しています。断水でも1週間透析が可能です。

機械室では、水系配管をフレキシブルチューブにし各装置にはストッパーを装着し、透析装置の転倒に備えています。

ストッパー

ストッパー

フレキシブルチューブを使った配管

フレキシブルチューブを使った配管

患者監視装置にはキャスターフリーにしベッドはキャスターロックを行うことで地震の揺れの被害を最小限に抑えるようにしています。

自助 地震への備え

災害を乗り切るには、患者様ご自身が自分を助ける自助が必要です。災害時には、通常の間隔や時間通りの透析治療が行えないことも考えられます。平時からの備えが大事です。
食事・飲水に注意しつつ、エネルギーは取るように心がけてください。

当施設では、支援透析に必要な患者情報をカードに記載し患者様自身に携帯して頂いています。カードは、情報更新にかかわらず毎月一回発行しておりメールで希望される方は、電子メールにて患者個人が特定できない状態で送信しています。 ご自分の情報を携帯していただくと、災害時に他の病院で速やかに透析を受けられるでしょう。

自然災害はいつ起こるかわかりません。さまざまな状況を考えておきましょう。

災害発生時の連絡方法

地震発生後安全な場所に避難したら必ずクリニックに連絡をお願いします。電話が繋がらない時は、災害伝言ダイヤル171にメッセージを録音してください。透析治療が行えるように手配します。
また、災害時の病院の情報は、伝言ダイヤル171や電子メール一斉送信などでお知らせします。伝言ダイヤル171はぜひ使えるようにしておきましょう。

伝言ダイヤル171の録音再生は、ガイダンスの通りにお願いします。

当院の災害対策がJcomのニュースの特集でとりあげられました。

 

学会発表

2013年

  • 第80回大阪透析研究会 優秀賞 受賞
    【口演】 「汎用データベースソフトを用いた透析業務支援システムの開発」
  • 第58回日本透析医学会学術集会・総会
    【口演】 「汎用データベースソフトを用いた透析業務支援システムの開発」
  • FileMaker カンファレンス2013
    【講演】 「iPadを活用することで、なかなか進まない透析医療のIT化が容易に実現」

2014年

  • 第82回大阪透析研究会
    【口演】 「透析業務支援システムの災害対策へのデータ活用」
  • 第59回日本透析医学会学術集会 発表
    【口演】 「透析業務支援システムの災害対策へのデータ活用」
  • FileMakerカンファレンス in 大阪
    【講演】 「透析業務支援システムにおける災害対策への活用」